水稲の暑熱対策
近年、夏の高温(暑熱)による生育不良や品質低下が大きな課題となっています。
水稲は、生育途中(特に幼穂形成期)に暑さの影響を受けると、その後の収量や品質に大きく差が出ます。
そこで今回は、水稲の暑熱対策としておすすめの資材と活用ポイントをご紹介します。
暑熱とは?
暑熱とは、単に気温が高い状態ではなく、高温環境によって作物の生理機能が乱れ、ダメージを受けている状態を指します。
高温下では、植物体内で活性酸素(ROS)が増加し、細胞が傷つくことで、さまざまな生育障害が発生します。
なぜ暑熱対策が重要なのか
高温環境下では、植物体内で「活性酸素(ROS)」が増加し、細胞がダメージを受けます。
これにより、光合成の低下・生育遅れ・品質低下といった影響が発生します。
また、高温ストレスを受けると植物は防御反応を起こしますが、ストレスが続くと回復が追いつかなくなります。
なので「ダメージを受ける前の対策=暑熱対策」が非常に重要です。
初期生育を支える「ドクターケイ酸10」

水稲の初期生育と幼穂形成期におすすめなのが、ケイ酸補給資材「ドクターケイ酸10」です。
▼ ドクターケイ酸10の特長
・ケイ酸の働きで茎や葉を強化
・光合成をサポート
・発根を促進
・風や病気に強い作物づくりに貢献
さらに、植物に吸収されやすい成分設計により効率的に利用されます。
■ 水稲では「流し込み施肥」がポイント
水稲での使用では、水田への流し込み施用が非常に効果的です。
▼ 使用タイミング
・田植え前:潅水または葉面散布
・6月中旬〜7月上旬(幼穂形成期)に水田へ流し込み
▼ 使用方法(流し込み)
・使用量:1本/10a
・体系:水田にそのまま流し込み施用
▼ 期待できる効果
・初期生育の安定
・発根促進
・苗を丈夫にして倒伏軽減
・活着促進
結果として高温に負けない「強い株づくり」につながります。
さらに高温期に備える!「炎天マスター」

初期の体づくりに加え、高温ストレスそのものへの対策として「炎天マスター」もおすすめです。
▼ 炎天マスターの特長
・高温ストレス耐性を向上
・活性酸素の発生を抑制
・作物のダメージ軽減
高温前に使用することで、ストレスに強い状態を事前に作ることが可能です。
■ 水稲だけでなく、トマトにもおすすめ
炎天マスターは、水稲だけでなくトマトなどの果菜類にも有効です。
▼ トマトでの活用
・活着後から使用可能
・500〜1000倍で葉面散布
・7〜14日間隔で散布
▼ 試験結果(一例)
・可販果収量が向上
・果実肥大の改善
・規格外率の低下
高温期でも安定した収量確保に貢献します。
暑熱対策の基本は「2段構え」
水稲の暑熱対策は、
① 初期:ケイ酸で体を強くする
② 高温前:ストレス対策剤で備える
この組み合わせが効果的です。
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