凍霜害の仕組み

凍霜害は、高気圧に覆われてよく晴れた日に起こりやすいといわれています。
地表の熱が上空に逃げ、夜間や早朝の冷え込みが強まると放射冷却が起こります。
この放射冷却で明け方や朝に気温が下がると霜が発生します。
特に危険なのは、果樹などの開花期にあたる4月~5月です。
植物が芽の状態であれば寒さに耐えられますが、開花期に近づくほど枯れやすいです。
そのため、特に春の凍霜害には気をつけなければなりません。

凍霜害の対策

凍霜害から作物を守るためには、一般的に物理的対策をとります。
被覆資材・暖房機による保温、送風設備や散水による結氷防止などが代表的です。
しかしこれらの物理的対策は、エネルギー資源の消費が大きい上に
大きな手間やコストがかかるという課題があります。
そこで、作物の内部から凍霜害を防除する方法が近年注目されています。
イノチオプラントケアでは、植物由来のバイオスティミュラント
「グリーンステム」での防除を推奨しております。

グリーンステムとは

グリーンステムは、てんさいから抽出されたグリシンベタインを主成分とし
様々な環境ストレスに対する植物の防御能力を高める作用のある登録肥料です。
グリシンベタインは、植物や細菌が自ら生産する物質で
化粧品(保湿成分)や食品添加物などにも使用されています。
グリーンステムは幅広い水分ストレスから作物を守ることができ、
凍霜害以外にも高温障害や塩害、乾燥対策としてお使いいただけます。

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