作物の高温障害とは?

高温障害とは、高温・高湿度の環境下で起こる作物の生理障害です。
ほとんどの作物に品質の低下や収量の減少などの実害をもたらす高温障害ですが
地球温暖化の影響で、その被害も年々深刻になっています。
しかし今後も、平均気温が上がり続けることが予想されます。
夏場の高温障害についてしっかり理解し、万全な対策をとることが重要です。

高温障害が起きやすい条件とは?

高温障害は気温30℃以上、または平均気温が25℃以上の日が続くと
発生しやすくなるといわれています。
特にハウス栽培(施設栽培)では温度が上がりやすく、
高温障害が起きやすいです。
気温の高さだけでなく、強い日光や、急激な温度上昇なども
高温障害が起きる原因となります。

おすすめの高温障害対策

遮熱・遮光資材で直射日光を防ぐのがよく知られた対策ですが、
作物の環境ストレスを減らす資材を活用するのもおすすめです。

おすすめ資材①すずみどりXL

「すずみどり」は作物の高温耐性を高め、
ハウス内の高温対策・炭酸ガスの吸収サポートなどで光合成を促進することで
増収が期待できるバイオスティミュラント資材です。
ファイトクローム社と神戸大学の共同研究で開発され、
2019年度の農芸化学技術賞を受賞。
2022年12月には、改良版である「すずみどりXL」が発売を開始しました。
以前のタブレットタイプからスティックタイプに形状が変わりました。
持続期間は従来の3倍(3ヶ月)、放出量は2倍となり、
さらに効果的で使いやすい商品になっております。


おすすめ資材②グリーンステム

「グリーンステム」は、てんさいから抽出されたグリシンベタインを主成分とし
様々な環境ストレスに対する植物の防御能力を高める作用のある登録肥料です。
グリシンベタインは、植物や細菌が自ら生産する物質で
化粧品(保湿成分)や食品添加物などにも使用されています。
幅広い水分ストレスから作物を守ることができ、
高温障害以外に塩害や凍霜害、乾燥対策としてお使いいただけます。

このような資材を活用して、高温障害から大切な作物を守りましょう!
また「すずみどりXL」と「グリーンステム」を合わせて使うことで
より高い効果を実感できます。

詳しくはイノチオプラントケア営業担当までお問い合わせください。
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