近年、夏季の高温や気象変動により、水稲栽培では生育不良や品質低下のリスクが高まっています。
特に高温条件下では、光合成の低下やアミノ酸合成障害が起こりやすく、乳白粒・未熟粒の発生につながることが懸念されています。
こうした高温ストレス対策の一つとして注目されているのが、バイオスティミュラント資材「Nキャッチ」です。

Nキャッチとは

Nキャッチは、サトウキビから分離された微生物グルコンアセトバクター・ジアゾトロフィカス(Gd)を利用したバイオスティミュラント資材です。
この微生物は、根や茎、気孔などから植物体内に入り、植物細胞内で空気中の窒素を固定し、植物が利用可能な形で供給する特長を持っています。
従来知られている窒素固定菌とは異なり、植物が窒素を必要とする部位(例:葉緑体)で窒素固定を行う点が大きな特長です。

高温条件下でも安定した生育をサポート

高温や日照不足などのストレス環境下では
・光合成能力の低下
・アミノ酸合成障害
・でんぷん合成の低下
といった現象が起こりやすくなります。

Nキャッチを施用することで、
空中窒素の利用を通じたでんぷん合成酵素の生産が期待され、乳白粒・未熟粒の改善につながる可能性が示されています。

窒素過多の心配が少ない新しい選択肢

Nキャッチは、植物が必要とするタイミング・部位で窒素を供給する仕組みのため、窒素過多になる心配が少ない資材として位置づけられています。

育苗箱処理での使用がオススメ

Nキャッチは、育苗期から使用できる点が特長です。
育苗箱処理により、移植後の初期生育を安定させ、その後の高温期に備えることが期待されます。

育苗期の使用方法(例)

□ 処理方法
播種時または育苗期間中の灌注処理

□ 使用量
10アール分の苗箱に対し 1.25g を水に希釈して散布

□ 箱あたり水量目安
播種機施用時:1~1.5L/箱
緑化後灌水時:250~500ml/箱

※育苗期は、緑化初期~田植え3日前までの処理が推奨されています。

水稲以外の作物にも使用可能

Nキャッチは水稲だけでなく、野菜類・畑作物・果樹など幅広い作物で使用されています。
生育初期やストレスがかかりやすい時期に施用することで、作物の健全な生育をサポートします。

使用例(一部)

たまねぎ・とうもろこし・てんさい : 3~8葉期

麦類・豆類 : 3葉期~出穂期・開花期

ばれいしょ : 萌芽期~塊茎肥大初期

野菜類 : 生育初期(本葉展開期~8葉期)

ぶどう・果樹類 : 萌芽期~果実肥大初期

水稲同様、高温や環境ストレス対策の一つとして活用が期待される資材です。

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