夏の高温から果樹を守るための資材選び
年々夏の気温が上昇しており、高温障害が多発しています。
高温障害は春から夏の高温期に葉物野菜や果実の表面が褐色になるなどの障害が起こる生理障害の一つです。
また近年の夏から秋まで続く残暑が、樹木を疲弊させ、次の年の生育にも影響を与えてしまうことも問題となっています。
効果的な資材を使用して、夏の高温に備えましょう。
タイベックの活用
タイベックは、白い着色用反射シートで、果樹周辺に敷くことで光を乱反射し、地表面の温度上昇を抑制することができます。また、熱反射が少ないため果樹の暑さ対策に非常に効果的な資材です。
✅ タイベック400WP 透水タイプ


光反射率が高く、熱反射が少ないため、アルミ蒸着フィルムと比較してうるみ果・過熟果が出にくい傾向があります。
反射熱が軽減しますので作業性の向上も期待できます。
バイオスティミュラント資材の活用
バイオスティミュラント資材は植物の非生物的ストレス(高温・低温・乾燥・塩害といった物理的ストレス)を軽減させる新しい農業資材です。
✅ グリーンステム

グリーンステムは、植物由来のバイオスティミュラント資材で、主成分は「グリシンベタイン」です。
この成分は植物の水分バランスを調節し、水分ストレスに対する防衛能力を高める作用があります。凍霜害以外にも高温障害や塩害、乾燥対策として使用できます。
グリシンベタインは甜菜から抽出された成分であり、化粧品の保湿成分や食品添加物としても使用されているため、安心して使用できます。
夏の高温は果樹にとって大きなストレスとなりますが、効果的な資材を使用して果樹を高温から守り、品質を維持しましょう。
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